したいときにいつでもできたら幸せなのか?

コンピューターの発達により、近未来には遠距離でのセックスが可能になるでしょう。男性がペニスに機器を装着してピストン運動をすれば、地球の裏側にいる恋人にそれが伝わるという装置は既に開発されています。オナホールとバイブレーターをネットで繋ぐだけでそうしたことができるようになりました。IoTが進歩すれば、フェラチオやクンニまでもが実戦さながらに伝えられるようにもなるはずです。カップルがいつでもどこにいても、好きなときにセックスを楽しめる時代が来るのです。

男も女も思う存分、自由にセックスできるようになったとき、人類は果たして幸せになれるのでしょうか?

売春は合法になる!?
ヴァーチャルな性行為は必ずしも恋人同士でなくてもできるはずです。いわゆる「エンコー」(援交)も、機械とネットを通じてできるようになります。お金を払って見ず知らずの女性と遠距離エンコーをするわけですが、相手の女性の方は実際には自分のヴァギナを使わせているわけではありませんので、売春にはならないはずです。合法的なエンコーが実現されるというわけです。

さらに、こうした性行為は必ずしも実物がいなくても成立します。機械のヴァギナを相手にすれば良いわけですし、ヴァーチャルリアリティーが発達すれば、視覚的にも自分の好みの女性と好きなだけセックスすることができるようになります。3Dで映された本物そっくりの女性を相手に、好きなだけピストン運動をすることができます。ネットゲームをする感覚で、ネットセックスできるようになるのです。

性的不満がなくなる!?
仮想と現実との境目があいまいになれば、現実のセックスとほぼ同じことが、コンピューターを相手にいつでも好きなだけ、精子が尽きるまで続けられるようになります。アナルセックスやSM、3P、乱交など、アブノーマルな行為も妄想できる限りいくらでも可能です。 セッティング次第では、早漏だって女性をいきまくらせることができるでしょう。

バイブを複数組み合わせれば、女性も前から後ろから色んな角度から犯してもらうことができます。どんなに変態的な行為でも、恥ずかしがることなく実現できるのです。もはや、セックスに不満を覚える人はいなくなり、世界から欲求不満が消え去ります。

ヴァーチャルは本当に幸せなのか?
セックスだけではありません。仮想現実が現実に近づけば、友人すらも「機械」が補ってくれるようになるでしょう。カラオケにいけば、気の合う「仲間」がヴァーチャルにセットされ、心行くまで歌いまくれるようになるでしょう。「ひとりカラオケ」が「ひとり集団カラオケ」になります。カフェでお茶をするのも「会話ロボット」が相手をしてくれます。バッチリ趣味の合う相手と、飽きることなく会話を楽しむことができるでしょう。

人間同士のリアルな接触と、機械との接触との間の垣根が低くなったときに、人はそれを「現実」だと受け入れられるのでしょうか? 理想の恋人といつでもどこででもセックスできるようになったとき、本当に心から性を楽しめるのでしょうか?

まだその答えは分かっていません。ヴァーチャルが人類の生活をどこまで幸せにし得るのかは、実際にその時代が訪れるまで分からないのかも知れません。