子孫繁栄を数学的に考えてみる!?

セックスは子孫繁栄のために必要な手段です。すべての動物がオスとメスとの交尾によって子を作り、次代へと生命を繋いでいきます。あらゆる動物が誰に教えられなくても欲情して性交し子孫を残すのは、宿命でもあり本能でもあるからなのでしょう。人類は地上に70億人もいるとされますが、先祖たちが本能に基づきセックスし続けた結果です。

さて、あなたも既にセックスし、あるいはこれからして子孫を残していくわけですが、末裔(まつえい)たちはこの世に何人できるのでしょうか?あなたのDNAを受け継ぐ子孫はどれだけいるのでしょうか?数学的に考えてみましょう。

ひ孫のひ孫は何人?
仮にあなたは30才で子どもを2人作ったとしましょう。「双子かよ!?」などと細かい議論はここではせずに、単純なモデルで考えることにします。父親が30才のときに子を2人作り、その子どもたちもまた30才で子を2人作るとすると、孫が4人できることになります。孫たちもまた30才で子を2人とすると、あなたが90才のときに孫の子(ひ孫)が全部で8人できます。あなたが生まれてから90年の間に2人の子と4人の孫と8人のひ孫ができました。あなたの3代下にはひ孫が8人います。

ひ孫たちの下の世代も同じように「30才で子を2人」を繰り返せば、それぞれが90才で8人のひ孫を持ちます。従って、あなたが180才(生きていることはあり得ないと考えられますが)のときには、ひ孫たちのひ孫が、8人×8人=64人もいることになるでしょう。さらに、その90年後を考えます。64人のひ孫のひ孫たちは、それぞれ8人のひ孫を持ちますから、あなたの3代下の3代下の3代下、つまり9代下には、64人×8人=512人の「ひ孫のひ孫のひ孫」がいます。3代ごとに8倍になるわけです。

1000年後にはどうなるか?
以上を数学的に表してみましょう。30才で子どもを2人持つと仮定すると、1世代30年ごとに子孫の数が倍になります。生まれてから30年で2人、60年で4人、90年で8人、120年で16人、150年で32人、180年で64人。数式で表すと、30×n年後に生まれる子孫の数は、2のn乗となります。300年後は2の10乗で、1024人です。

900年後には2の30乗生まれます。これはおよそ10億7千万人。990年後は、2の33乗で85億人となります。ざっくりとまとめると、1000年後にはあなたのDNAを受け継いだ子どもが、85億人ほど誕生することになるのです。現在の世界人口を上回るだけの人たちが、あなたの血を受け継いで誕生するわけです。

計算上の話ですが、人がそれぞれ一定の年齢で複数の子を持つことを繰り返すと、信じられないほど多くの子孫を作ることができるということになります。実際には、すべての子孫が子を作るまで長生きできるわけではありませんので、数は減るでしょう。また、ひ孫同士が結婚したりすれば、理論値よりも少なくなります。

人がセックスするのは性欲にかられてのことです。未来にたくさんの子孫を残そうとか、子孫繁栄を目指すとか考えなくても、本能に従って射精していると、あなたのDNAを継承した、とてつもない数の生命を誕生させることができるということです。このことこそが、セックスの神秘なのかもしれません。