宇宙人と神様とセックスの関係

宇宙人とセックスしたという記録が残っているのは、圧倒的にアメリカ大陸に多く分布しています。ですが、宇宙人とではありませんが、人間以外とのセックスの話というものは大変多く残っているのです。民俗学という学問の専門用語では『異類婚姻譚』と言います。日本で有名な話では『鶴の恩返し』などがそれにあたりますね。

それでは、なぜ、アメリカ大陸に宇宙人とのセックス体験が多いのでしょうか。ここでは『異類婚姻譚』と絡めて考えてみましょう。
『異類婚姻譚』とはどういうもの?
日本には、昔から多くの異類婚姻譚の伝説が残っています。さきほども例に出した『鶴の恩返し』などは、誰もが知っているおとぎ話です。鶴が人間の女性に化けて、人間の男と結婚するという話ですね。これが、異類婚姻譚です。人間と別の生物、あるいは神がセックスをするという伝説をさして言います。それ以外にも天人伝説(羽衣伝説)は、天女と人間の男が結婚する話ですし、しばらく前に映画化されて有名になった『陰陽師』の主人公、安部晴明の母親は、狐であると伝説に残っています(信太妻)。結婚しているのですから、その間には当然セックスがあったに違いないのです。

日本以外にも、異類婚姻譚は幅広く分布しています。

例えば、中国の蛇女房(白蛇伝)。ヨーロッパでは、ギリシャ神話のゼウス神が、色々な動物に化けて乙女のもとへ通っています。アニメ映画にもなった『美女と野獣』は、フランスの異種婚姻の話です。

このように、セックスに関わる古いおとぎ話、伝説が世界各地に存在しているのに、新しい国であるアメリカには、そういったものが存在しません。ですから、新しい伝説を作り出そうとしたのでしょう。それが宇宙人という『都市伝説』なのではないでしょうか。
宇宙人=アメリカ大陸の都市伝説?
都市伝説とはなにか?大辞林第二版には、都市伝説の項には「口承される噂話のうち、現代発祥のもので、根拠が曖昧・不明であるもの」と解説されています。たわいもない噂話に学問上、名前をつけたものです。

日本の都市伝説といえば、口裂け女やツチノコといったものが有名ですが、アメリカ大陸は、都市伝説の宝庫です。猫レンジ事件や、恐怖のベビーシッターなどが日本では知られています。宇宙人とのセックスもその都市伝説の中のひとつなのでしょう。

『メン・イン・ブラック』などは、アメリカの宇宙人に関する都市伝説を題材にして作られた映画ですが、そのうち、宇宙人とのセックスを題材にした映画が登場するかもしれませんね。